人の診断と治療、会社の診断と改善
2020.12.19 その他
いつも大変お世話になり誠にありがとうございます。
病気を治療する前には、「診断」が必要です。
どんな病気なのか、どこが悪いのかはっきりさせないと治療ができません。
医師には、何々科といった専門がありますが、
「診断」については、概ね自分の専門外でもできるそうです。
そして、「治療」については、専門の先生にお願いするということですね。
これと同じようなことが私たちの仕事にも言えると思います。
経営状況が悪化したときに、
何かしなければいけないと考えた経営者の方からご相談を受けることがあります。
何をしたらいいのか?
正直に申し上げて、その問いに答えるのは難しいです。
なぜなら、私は税務や会計の専門家であって、
その仕事の専門家ではなく、その仕事について深く知らないからです。
しかし、とても大切なことをすることができます。
それは、「診断」です。
どこが悪いのか数字を使って調べることができます。
(必ずしもどこが悪いのか特定できるとは限りませんが)
・拠点別の損益計算書
・お客様別の損益計算書
・商品別の損益計算書
・売上・仕入・外注の取引先別推移表
・銀行借入の融資契約別の一覧表
・月次キャッシュフロー計算書
・賞与や年払の支払い、予定納税、源泉所得税の納期特例などの
毎月の支払い以外の多額の出費の一覧表
こういった書類を作成し、どこが悪いのか「見える化」します。
普段の試算表で分かるなら、とっくに分かっているので、
もっと細かい分析が必要になります。
血液検査やCTで精密検査をするのと同じです。
例えば、
儲かっていないのは、A店ではなくB店だったとか
粗利がとれていると思っていた商品でも人件費が余分にかかっていて利益がでていなかったとか
販売数量ばかり気になっていたが、仕入単価の上昇の方が粗利に悪影響を与えていたとか
いつの間にか資金繰りがきつくなる月ができており、それを意識していなかったとか
経営状況が悪化したときには、
まずどこが悪くなったのか自社の数字を調べ、「診断」することをおすすめします。
そのときに、
誰かの力を借りようとなったら会計事務所に相談すると良いと思います。
・給与計算や記帳代行を、税理士が正しく会計処理します
・「古田土式決算書」で業績の見える化実現
・利益予測を明確にし決算・節税対策のアドバイスまで実施
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